○日記

男としてのレベル上げの記録です。

『お姫さま養成講座』の感想

実用性皆無のこの一冊。「フランスの古城が売りに出てるって?じゃあ、ちょっと買ってみようかしら」とか、「毎日使う食器は最低でもクリストフル」ってナチュラルに思える人、あるいは、「自分は将来、間違いなく、どこかヨーロッパの王室、貴族に嫁入りする」という断固たる決意を持っている人以外には、まず役に立たない。この本の指す「お姫さま」というのは、比喩でもなんでもなく、ヨーロッパの貴族のお姫さまのことを指すからだ。子供の教育のために、「女性の品格」的な内容を期待して、中身も確認せずに購入した自分が大甘だった。

著者の今田美奈子さんは、商社のご令嬢として生まれて、30歳ぐらいでお菓子の勉強のために渡欧、その後、フランスの古城を購入したことをきっかけに、フランス社交界での活動を開始、マナーの勉強のためにイギリスの貴族学校にも通ったというスーパーセレブ。そんな今田さんが現地で学んだ本場の知識を、若いOLに伝授していくというマイフェアレディ方式で、講義が進むので読みやすい。ただし、そこで教えられるのは、拝謁の際のマナー(もちろん、自分は王族として拝謁される側!)、貴族を呼んだパーティーのマナー、朝起きると執事がベッドに紅茶を持ってくる姫さまの生活などなど、私のような一般庶民にとっては、一生使うことのない知識。

ちらほら見え隠れするスノビズムに若干のいらいらと安心感を覚えつつ、読み進むと、「教養は大事。例えば、私は、TPPはアメリカの陰謀だってことも知っているのよ」(意訳)とのご見識を最後に披露。ほとんど本書の内容は自分にとっては役に立たない内容でしたが、最後の最後で、身をもって、教養の大事さを教えてくださり、ありがとうございました。

お姫さま養成講座

お姫さま養成講座

  • 作者: 今田美奈子,柏屋コッコ
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2011/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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